(平成30年)第8回FD・SDフォーラム
(平成30年)第8回FD・SDフォーラム
テーマ
『教育の質保証』の実質化に向けて
-社会の要請に大学はどう応えるか-
社会環境の変化により大学教育の役割が多様化する中で、大学は国や産業界を含む社会全般から「教育の質保証」を求められている。しかしながら、質保証の具体的方法については多くの部分が大学の自主性に任せられ、どのような取り組みによって大学の質が担保されるのかの評価は定まっていない。
本フォーラムでは、教育評価を中心としたさまざまな質保証の事例等を通して、社会の要請
に大学がどのように応えていくかを考えたい。初日の基調講演では、大学教育に専門分野を問わず求められる統合的な能力の評価法について、特に学習評価の直接評価の試みに焦点を絞り、教育方法学に基づく研究・実践事例と、企業・社会の視点でデザインされた客観テストの事例について紹介する。パネルディスカッションでは、大学と産業界それぞれの立場からの意見交換により、大学の質保証の取り組みがより社会に認知され、実質的な成果をあげるための施策や方向性を考える。
2日目の分科会では、それぞれAP事業、SD、IR、財務、学生支援といった視点から、各大学が質保証の実質化のためにどのような取り組みを行えばよいかを参加者とともに考える場としたい。
開催日時
2018年8月23日(木)基調講演・パネルディスカッション・情報交換会
2018年8月24日(金)分科会
基調講演
松下 佳代 氏(京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授)
学生の能力を評価・育成する方法としてのパフォーマンス評価
― 科目レベルからプログラムレベルへ ―野吾 教行氏(学校法人河合塾 教育イノベーション本部 教育研究部)
大学教育における汎用的能力測定テストの位置づけとその活用視座
―社会で活躍するための指針を与える汎用的能力測定テストによる教育評価の試み―
パネルディスカッション
平野 博紀氏
文部科学省高等教育局大学振興課 大学改革推進室長松下 佳代 氏
京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授野吾 教行 氏
学校法人河合塾 教育イノベーション本部 教育研究部望月 雅光 氏 ※ファシリテーター
創価大学 教育・学習支援センター長
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